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ロータリーの概要

<ロータリーの誕生とその成長>

 20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。

 ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、 友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係 にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。 ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。

 こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。

ロータリーはじめの4人 写真
ロータリーのはじめの4人
左から
  • ガスターバス E. ローア
  • シルベスター・シール
  • ハイラム E. ショーレー
  • ポール・ハリス

 それからは志を同じくするクラブが、つぎつぎ各地に生まれ、国境を超えて、今では200以上の国と地域に広がり、クラブ数33,855、会員総数1,224,384人(2010年4月30日RI公式発表)に達しています。

 そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。

 このように、歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。 その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大の貢献をしています。

 ロータリーについて詳しくお知りになりたい方は、ロータリーの歩みをご覧ください。

<ロータリーの目的>

 ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理想を奨励し、これを育むことにある。具体的には次の各項を奨励することにある:

  1. 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;
  2. 職業上高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること;
  3. ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること;
  4. 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

<四つのテスト>

 言行はこれに照らしてから

  1. 真実かどうか
  2. みんなに公平か
  3. 好意と友情を深めるか
  4. みんなのためになるか どうか

<ロータリーの組織構成>

 ロータリーは、本質的に草の根的な組織であり、その奉仕活動のほとんどがクラブ・レベルにおいて実施されています。 地区および国際的な組織機構は、クラブを支援し、それぞれの地域社会をはじめ海外においてクラブがさらに奉仕を提供する援助にあたります。

  • クラブ
  • ロータリアンは、ロータリー・クラブの会員であり、クラブは国際ロータリーの世界的連合体に加盟しています。 各クラブは、それぞれ独自に役員を選び、ロータリーの定款・細則の枠内においてかなりの自治権を行使することができます。

  • 地区
  • クラブは、530のRI地区に分けられ、RI役員である地区ガバナーが各地区を統轄します。 そしてガバナー補佐や各種委員会を含む地区管理機構がクラブを指導、支援します。

    当クラブは2580地区に所属します。

  • RI理事会
  • 19名のメンバーからなる理事会は、RI会長と会長エレクトを含み、方針を設定するために四半期ごとに会合を開きます。 毎年選ばれる国際ロータリー会長は、その年度のテーマおよび強調事項を提示するのが伝統となっています。

    今年度のテーマはウィルフリッド J. ウィルキンソン会長の「ロータリーは分かちあいの心」です。

  • 事務局
  • 国際ロータリーは、米国イリノイ州シカゴ郊外のエバンストンに本部を置き、 アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、インド、日本、韓国、スイスに7つの事務局があります。

<国際ロータリー(RI)のプログラム>

 国際ロータリー(RI)は米国シカゴ郊外のエバンストンに本部があり、そこで全世界のロータリア ン、ロータリークラブが行なうプログラムをサポートしています。

 RIのプログラムおよび奉仕の機会は、ロータリアンがそれぞれの地域社会におけるニーズに応え、ま た世界で支援を必要とする人々に手を差し伸べる目的で設置されています。

  • インターアクト
  • ロータリー・クラブが年齢14歳から18歳の青少年のためにこの奉仕組織を作り、支援しています。 現在、世界121の国と地域に10,900以上のクラブがあります。

  • ローターアクト
  • ロータリー・クラブが、18歳から30歳までの青年男女のために、リーダーシップと職業的専門能力を開発することを目的とするこの奉仕組織を作り、 支援しています。現在、162の国と地域に7,000以上のクラブがあります。

  • ロータリー地域社会共同隊(RCC)
  • ロータリー・クラブは、地域社会の向上のために活動するロータリアン以外の人々から成るこれらのグループを組織、支援しています。

  • 世界ネットワーク活動グループ
  • ロータリー友情交換
  • ロータリアンとその家族が他国のロータリアンとその家庭を互いに訪問、滞在しあい、それぞれの文化をじかに学びあう交流活動です。

  • ロータリー青少年交換
  • クラブおよび地区が、1週間から1年間まで、文化交流のために海外に出る年齢15歳から19歳の学生を派遣し、 また受け入れています。毎年、およそ9,000人が対象となります。

  • ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)
  • 14歳から30歳までの青少年および若年成人の指導力を助長し、奨励するために、クラブや地区がセミナーを支援しています。

  • 世界社会奉仕(WCS)
  • 異なる2国にあるロータリー・クラブと地区が協同関係を組み、社会奉仕プロジェクトを実施します。 www.rotary.orgに掲載されている世界社会奉仕プロジェクト交換一覧表には、海外からの協同者を求めているプロジェクトの簡単な内容が説明されています。